logo

= Impression =

ついに、まっとうなデジタルカメラ購入!ということで感想。
まだ使いこなせていないので、あくまでも感想です。
感想だけ読んでもたぶん、普通の人はわからないと思うので、黒文字で、なぜそれが問題なのか説明しています。長いので面倒な方、知ってるから必要なしという方は、読み飛ばしてください。

仕様など

詳しくは、キャノンのHomePageを参考にしてもらった方が良いと思うので、 ここでは簡単に書いておきます。

221万画素 1/2.7型CCD 有効画素約202万画素
原色系フィルター
フィルターには原色系と補色系があります。どちらが良いのかは好みになると思いますが、だんだん原色系が増えているようです。

35mm換算で、35mm〜105mm
F2.8(W)〜F4.8(T)
シャッター速度:1〜1/1500秒
感度 ISO100相当
一般的に、50mm程度が人の眼と同じ大きさに見えるようです。
このmm数が小さければ、広く撮れる(ワイド側)、大きければZoom(テレ側)ということです。
集合写真や、室内でみんなで撮ろうという場合、35mm以下が使いやすいです。
よく、部屋の中で集合写真を撮るときに、壁があって下がれない、でも写真に入りきらないということありませんか?
この数字が小さいと、たくさんの人をフレームに入れることが可能です。
ただ、当然ながら小さくなります。
F値はレンズの明るさで、小さければ明るい、大きければ暗いということです。
F2.8は普通のカメラでは明るいレンズといえますが、デジカメではF2.8というのが多いようです。
明るいレンズを積む理由には、手ぶれの問題があります。
手ぶれが起きるのは、レンズのmm数と同じ秒数分の1のシャッター速度以下で撮影すると手ぶれがおきやすいといわれます。
(手持ち撮影の場合です。カメラの形状や重さ、フォールディングなど個人差があるので何とも言えませんが、私の場合、110mm程度で撮影する場合、シャッター速度1/60秒以下になるとつらいです。)
例えば、110mmのレンズであるならば、1/100秒以下のシャッター速度になると手ぶれがおきやすいと思われます。シャッター速度を変えられるカメラをお持ちの方は、その限界に挑戦してみてください(笑)
シャッター速度は、撮影する被写体の明るさとの関係で決まります。
シャッター速度は、簡単に言えばシャッターを開いている時間の長さです。
1/10秒というと、1秒の1/10の時間シャッターが開いていることになります。
暗い場所で撮影する場合(ストロボを使わない場合)、明るいレンズであれあるほど同じ被写体でも明るくとらえることができます、そのため、シャッター速度は遅くならないというメリットがある反面、明るい被写体をとらえると、速いシャッター速度が必要となるという関係にあります。
普通のカメラでは、暗い場所での撮影においてシャッター速度を稼ぎたい場合、2通りの方法があります。
まず、明るいレンズを使う。(これは上の理由です)
もうひとつは、フィルムの感光度ISOをあげる。フィルムにはISO100とかISO400とか書いてあるのをみたことはありませんか?
あの数字が大きければ大きいほど、速く感光します。つまり少ない光で撮影が可能となります。
デジカメの場合、A20は基本的にISO100ですが、暗い場所ではオートで150にあげます。これによって手ぶれを回避しているようです。
ISOをあげるとどうなるかというと、フィルムの場合でもきわめてセンシティブになりますので、扱いが難しいです。
デジカメの場合、ISOをあげて撮影すると一般的にノイズが浮きます。
そのため、ISOが低い設定のあるデジカメの方がノイズの調整が効くといえるでしょう。
ただ、手ぶれという問題との関係でいうと、ISOが高く、明るいレンズであれば、まず手ぶれがおきないということで、慣れない人が撮影しても失敗が少ないというメリットがあります。
A20のような、一般人向けカメラの場合、失敗しない、簡単に撮れるが優先されるため、ISOは高く、レンズは明るくという発想になるのだと思われます。
デジカメで問題となるのは、手ぶれもありますが、少し慣れてくると今度は別の問題に直面するようです。
それは、明るすぎる場合です。
明るいレンズを積んでいる関係上、明るいところでは、適正な露出を決めるためには速いシャッター速度が必要となります。
A20の場合上限が、1/1500秒ですから、そのシャッター速度でおさまりきらない明るさの場合は、どうなるかというと、カメラに入ってくる光が多すぎるという結果になりますから、真っ白になります。
これがいわゆる白飛びです。この写真を見てください。この写真は、シャッター速度の問題で白飛びしたわけではないのですが、背景の電信柱とか電線がうまく描写できていないことがわかるとおもいます。こういった状況が白飛びです。
この写真の場合、手前の建物が暗かったため、カメラはシャッターを開く時間を長くすることを決めました。そのため、シャッター速度遅くなり、(この場合、F2.8、1/500秒:レンズが明るいため、1/500でもあけすぎなんですね(^_^;))背景の明るい光が大量に入ってきたため、背景はまっちろ…になったと思われます。


1/6秒からノイズリダクション機能が稼働。
A20はノイズリダクションという処理を持っています。これによって、先ほどから言っているノイズの問題に対処しています。

補正 ±2(1/3段階)
露出補正は数字を大きくすると、被写体が明るく写ります、逆に小さくすると暗く写ります。例えば、人の撮影でまわりが明るく、被写体の人が暗く写る場合など、+補正をしてやると顔が明るくなり綺麗に写ります。
ステップには1/2と1/3を見かけますが、1/3の方が細かい設定が可能と言うことです。


マクロ 26cm〜76cm(W/T)
マクロ撮影は、ワイド側では26cmまで寄れ、Zoom側では76cmということになります。花などを撮影する場合、Zoom側(テレ端という)で撮影することが多いのですが、印象としてはあまり寄れない感じです。マクロ撮影はこんな感じ。

記録画素数
ラージ:1600*1200
ミドル:1024*768
スモール:640*480
どの記録サイズを使っても、Web上で使うことを考えると大差ありません。以下の写真はすべてサイズを小さくしています。大差ないでしょう?
1600*1200をちいさくしたもの
1024*768をちいさくしたもの
640*480をちいさくしたもの
ただ、もう少し大きいサイズで表示したり、印刷目的となると多少状況がちがいます。
印刷する場合、一般に以下のプリンターの解像度の1/4程度を目安に設定するのがよいとされています。つまり1200dpiのプリンターならば300dpi程度。300dpiというのは、1インチに300ドットの印刷ということなので、1600*1200を300dpiで印刷すると約5インチ*4インチの大きさになります。1インチは2.54cmなので12cm*10cmくらいまでの大きさが印刷可能となるわけです。
つまり、印刷においては記録サイズは、どのサイズで印刷するかという問題となるわけで重要です。一般によく印刷されるはがきは、15cm*10cmですから、フルに印刷しようとすると1600*1200での撮影が必須といえます。


圧縮率のちがい
A20では、スーパーファイン(SF)、ファイン(F)、ノーマル(N)の3種類があります。説明書の目安では、1024*768の場合、SFでは450KB、Fでは294KB、Nでは155KBとなっています。Webサイズにしてしまうとこれもまた大差ありませんが、情報を減らすのは後でいくらでもできるので、SFで撮影しておいた方が良いでしょう。

メモリー:コンパクトフラッシュ(Type1)
デジカメは、フィルムではなくメモリーカードに記録します。使われているものには、A20で使われている、コンパクトフラッシュ、フジフィルム製のデジカメでつかわれているような、スマートメディア、ソニー製デジカメで使われているような、メモリースティックなどがあります。
コンパクトフラッシュには、レキサーという速い記録ができるというものもありますが、私はハギワラシスコムのものを使っています。色々なページなど見ていると、測定するとレキサーは速いようですが、体感としては大差ないようです。
高級感や、微妙な差でも気になる人はレキサーを、お金をかけたくないという人は普通のを使ったら良いと思いますが、たまに相性の問題があるようで、あまり安いのも問題があるかもしれません?


=ちょっと使ってみて感想=

A20は、最近流行の?イクシーデジタル300と内容は同じです。出てくる画像も同じものということになります。イクシーデジタル300が、スチールなボディーで小さい、おしゃれというのに対し、 A20はいわゆるコンパクトカメラの形をしています。A20にはコンバージョンレンズをつけられ、ワイド、マクロレンズがつけられるというメリットと、値段が安いということがあげられます。

持って歩いてみた感じ、程良い重さなので全く苦痛にはなりませんが、ケースが付属していないので、ケースなし持って歩く場合、手に持って歩く、鞄にいれる必要があるかもしれません。私の場合、カメラバックに他のカメラと一緒に入れて歩くのと、カメラケースからいちいち出すのが面倒くさいので、別売のケースは買っていません。
手でもってぷらぷら歩いてみたのですが、フォールド用のでっぱりに指がひっかけられて結構持ち歩きやすいですが、ジュースを飲もうとか、傘をもたないといけない時はちょっと不便なので、鞄をもっていないならば、ケースがいると思われます。

出てくる画像について:普通の写真に比べるとやはりデジタルだなと思いますが、他の写真よりはやわらかい感じがします(シャープがゆるめに設定されている感じ)。ノイズは、ノイズリダクションあがるためか、かなり押さえられていますが、明暗混合の画像とか、細かい模様のところではノイズが浮いています。Web用途なら全く気にならないと思われますので、これは問題とはならないかもしれません。
問題は白飛びです。飛んじゃうものはどうしようもないんですが、補正やホワイトバランスで調整が効く範囲なら良いのですが、露出やシャッター速度の調整ができないため、基本的にどうにもなりそうもないです。
方法があるとすれば、近くに適正露出の対象があれば、そこで露出をとって半押しのままずらす、そんなに都合良く適正露出があるとは思えないな(苦笑)。

ピントについて、それほど速くもないですが、遅い気もしません。ぴぴという音で知らせてくれるので、ピントが合ったのかわかりやすいです。しかし、マクロ撮影の場合、背景にピントが合ってもぴぴとお知らせ音がなるので、液晶画面で確認した方が良いようです。また、たまにピントが迷走しますが、これくらいの価格ならこんなものかな?

電池について、A20ではアルカリ乾電池単3*4本もしくは水素ニッケル電池単3*4本で稼働可能なのですが、アルカリ電池で撮影したところ、フラッシュ撮影を多用したためか、かなり速くなくなります。フラッシュを使っていないと結構もちます。ちょっとした撮影ならい問題ないのかもしれませんが、予備電池は持っていった方が良いようです。

液晶の視認度について、晴天の屋外ではちょっと見づらい。

他に買ったもの

A20は標準でPCとの連携にUSBを使いますが、我慢できない速度ではないのですが、私の場合、128MBのメモリーを買った関係で、たくさん撮影したときにはちょっとつらいかも?ということで、カードリーダーを買いました。
ちなみに買ったのは、ラディウスのIEEE1394接続のFireDriveというやつで3000円くらいでした。
ただ、このカードリーダー、コンパクトフラッシュしか読み込めません。使い勝手としてはハードディスクと同じ感覚で使えるので、かなり便利です。ホットプラグにも対応しているので良い感じです。(ノートパソコンのPCカードより速いらしいです。)



Now Printingに戻る