= CCDの問題 =

510万画素、1/1.8型というCCDのため、ラティチュードが狭いので、明暗差のあるシーンで画像が破綻しますが、暗部ノイズについては思ったよりも少ないです(ISO80で使用した場合)。インターネットで使う場合、L版で印画する場合などでもほとんど問題はないかと思いますが、夜景を撮影する場合やISO400で使用使用とした場合などではかなり気になるかもしれません。

個人的にはラティチュードが狭いCCDの場合、
最低ISOに固定して使うのが良いのではないかと思います。

色については、好みの問題があるので何とも言い難いところですが、明るめの色、多少青よりな感じです。色がのった方がお好きな方は、露出を下げると良いでしょう。

露出補正は1/3単位、1/2単位と選べます。より細かな設定ができますが、私の場合は1/3で慣れてしまっているので1/3で適当に調整しています。

= ホワイトバランス =

ハイエンドであるのでホワイトバランスの調整が細かく可能です。オートにした場合、ホワイトバランスは曇天や日陰はちょっと苦手なようです。それ以外はだいたい思った通りになってくれました。
蛍光灯など特殊な条件以外ではオートで良いのではないかと思います。

= レンズの特性 =

レンズは7群8枚の構成で、EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚が使われています。しかし、端ではかなりゆがみます。気になる方はGalleryをご覧ください。

= シャープネスの設定 =

シャープネスは、±5で設定が可能です。ぴしっとした感じが良ければそのまま0で、個人的には-2で撮影しております。レタッチする場合、きつめにシャープネスがかかっているとどうにもならないので、少しゆるめに撮影しておいてあとから調整出来るようにした方が良いかなという考えですが、デジタルぽいぴしっとした写真が好きという方は0で良いでしょう。+3以上になるとちょっとぎすぎすしてしまうような気がします。
コントラスト、彩度についても設定が可能です。

= 合焦速度 =

屋外において通常のAF、マクロAFは撮影リズムが狂うことなく合焦してくれます。しかし、スーパーマクロの場合や暗い場所においてはなかなか思ったように合焦してくれません。


シャープネス-2で撮影したものをそのまま小さくしたもの。少し緩い感じもしますが、シャープネス0で撮影すると背景のビルの窓枠がぎすぎすしてしまい遠近感が変な感じになります。

ピントはスタバの看板に合わせました。後ろに抜けることもなく大体合った感じです。が、ぴたっといったという感じでもありません。

→110mm, F4.8, 1/80秒

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