青いイヤホン（qdc Neptune,SHANLING AE3,DUNU SA3）

最近買った青いイヤホンについて書いておきます。

有名な青いイヤホンといえば、今は何がヒットするのだろうと見てみるとShure SE215 Special Editionでしょうか。

私がイヤホンを集め始めた頃でいうと、Ultimate EarsのTripleFi 10もありました。

今回は、qdcのNeptune、SHANLING AE3,　DUNUのSA3をとりあげます。

いずれも樹脂製で、イヤモニのような形状となっており、いわゆるシェアがけで装着するイヤホンとなります。

Neptuneは、1BAでqdcの2pinのケーブル、フェイスはマイカ、革のケースが付属します。

AE3は、3BAで、よくあるCIEMの2pin（0.78mm）のケーブル、フェイスは木に着色を行ったスタビライズウッド、革のケースが付属します。

SA3は、3BAで、よくあるCIEMの2pin（0.78mm）のケーブル、フェイスは模様が描かれたレジン、革のケースが付属します。

AE3の3BAは、低域に2基、中高域に1基の構成で、SA3は、中低域に2基、高域に1基の構成となっています。

【質感】

個人的な感想になりますが、樹脂の透明感やもったときの感動は、Neptuneが素晴らしいと思います。値段が他の2倍程度するので当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

AE3とSA3はあまり差が感じられませんが、多少透明感が高いというのはSA3になります。

【装着感】

Neptuneが一番良いと思います。次にAE3、最後にSA3はとなります。SA3はやや大きめのハウジングであることとノズルが多少長めというのが好みが分かれるところだと思います。

ちなみに、私の場合は、azlaのazlaもなんとかフィットできる人？なのでいずれも問題ありませんが、ぴたっとするのはNeptuneとなります。

【音質】

何に注目するかで音質の善し悪しの評価は大きく変わると思います。

ボーカルをきくということであれば、Neptuneが良いと思います。ただ、1BAのフルレンジで高域から低域までレンジの広い音を奏でますが、3BAとくらべると高域、低域で差があります。

AE3は、低域重視、SA3はどこかの音域に特化したといった感じではなく、解像度の高さと見晴らしの良さが特徴となります。

【音場】

いずれも広くも狭くもありません。

SA3のみ特殊な聞こえ方がします。よく言えば、分離がよい、悪く言えばバラバラに聞こえて、音のまとまりがないとなります。

ただ、この3つの中では圧倒的な見晴らしの良さがあります。

【ケーブル】

いずれも2pinケーブルですが、違いがあります。

Neptuneは、qdcの出っ張りがあるところにカバーする形の2pinでピンがまがったりする恐れは少ないと思います。

AE3は、中国メーカの浅めのくぼみではなく通常のCIEMが利用できます。こちらもピンが曲がりにくいと思います。

SA3は、くぼみがなくフラットな面に2pinをさすタイプのため、ピンが曲がりやすいかもしれません。

ケーブルの質は、いずれもまずまずという感じですが、AE3はリケーブルすると良くなる気がします。

Neptuneは、紆余曲折をへて今のところバランスケーブル（NOBUNAGA Labsの白虎）にしていますが、良さを生かし切れていない気がするので、バランスにしないのであればオリジナルで良い気がしています。

AE3は、余っていたWAGUNUSのEaster Lilyにしています。オリジナルよりは良い気がしますが、とくにすごいという感じもありません。色目と見た目で選んでいると思ってもらうのが良いです。

SA3は、オリジナルがなかなかよさそうなケーブルである気がするのと、リケーブルするとこのバランスを崩してしまいそうな気がしてひとまずオリジナルのままです。

【イヤチップ】

いずれも非常に豊富にイヤチップがついていますが、自分の好みあせて調整した方が良いと思います。

【遮音性】

イヤチップ、ケーブルによって大幅にかわりますが、Neptuneが一番高いです。残りの2つはそこそこ良いという感じです。

【どれが良い？】

音質、デザイン、フィット感が異なるだけでなく、価格が異なるためこれらは比較対象となりません。青色というだけです。

壊れたらもう1個買いたいかと言われれば、Neptuneです。日頃一番使うのはどれかといわれればAE3です。

SA3は？といわれるとコレクションです、音の出方が変わっているので常に聞いていると音感がずれてしまいそうな気がします。このため、ネタ的にならざるを得ないといった感じですが、この価格でこれだけ透明感のある音というのも珍しい気がするので、すみきった音でボーカルを明瞭にききたいという人向きです。