- 2013-10-30 (水) 19:29
- music
JAVS(ジャブス)のDDC(X-DDC plus+)を買いました。
DR.DAC2 TEがDDCがわりになるのですが、気分転換に…。
うちでは、これまでPCの周りでは、
PC-USB-uDAC2-DR.DAC2 TE-イヤホン、ヘッドホン
PC-USB-FireyeDA-光デジタル-A-9050-スピーカー
を基本に気分で、途中のDACを変えています。
基本的なコンセプトは、なるべく場所をとらないこと。
このコンセプトから考えるとA-9050はちょっと邪魔ですが、アンプはこれくらいの大きさがないとね!と思ったという気分の問題と、
出力だけを考えると卓上のデジタルアンプでも十分なんですが、デジタルアンプは低音が出にくいように感じたので、イコライザーがついたアナログアンプを選択した結果です。
さて、話を戻して、X-DDC plus+とuDAC2どちらが良いか。
X-DDC plus+は、光デジタル出力と同軸デジタルの2系統の出力ができるので便利です。
受け手側のDR.DAC2 TEは、どちらでも受けられるので接続という意味ではどうでも良いように思えますが、同軸デジタルでいれた方が音が良い気がします。
ということで、X-DDC plus+に変えても同軸デジタルで接続するのでこの点は差になりません。
ちなみに、FireyeDAの場所が不要になったので、その点はすっきりしました。
最大の差は、uDAC2が96kHzまでの対応に対して、X-DDC plus+は192kHzまで対応しているのでハイレゾ音源が聞けるということでしょうか。ただ、ハイレゾ音源もっていなければ関係ないのですが。(ソニーがハイレゾを配信し始めるようなので、これからはハイレゾかも?)
最近、uDAC2が安くなってきたので、セールなどでは1万円を切っている場合があります。
一方、X-DDC plus+は19,800円なので、2倍となる上に単体ではなにもできないという…。
ちょっとしたシステムを組むならば、uDAC2がおすすめです。ハイレゾを聞きたい場合は、現在(2013/9)だと5万円以内とするとコルグのDS-DAC-10、パイオニアのN-30あたりとなるかなと思いますが、もう少しするとソニーから5万円程度で購入できるものも販売されるようなので、そちらを選択するのも良いと思います。
ヘッドホン、イヤホンできくとなると話は別で、イヤホンならば出力の小さいコルグがよさそうです。ヘッドホンの場合は、インピーダンスによると思いますがTEACあたりの8万クラスのものか、コルグにヘッドホンアンプを別途つけるのがよさそうです。
[インプレッション]
思っていたよりも小さいです。DR.DAC2 TEの2/3程度です。
アダプター、ドライバーが付属しません。
アダプターは、DC9~12V/1Aのものが使用可能だそうです(ホームページによる)。
アダプターを使ってもあまり音に影響がないという記事を読んだ記憶があるので、なしで使っています。(一応、調べてみると効果あるという人もいますね)
アダプターが必要という方は、秋月などで購入すると良いと思います。
本来このアダプターはUSBケーブルからの電源供給線を除いたもの(ORPHEUS-USB2など)を使ってノイズ対策をしようというコンセプトのようです。
しかし、USBに電源供給線がないとPCが認識しなかったり、色々不具合が続発しそうなのでとても神経質でどうしてもPCで音楽を聴きたいという人向けです。
そのうち気が向いたら、やってみようと思いますがケーブルが高い(12,800円)のでかなり微妙なところです。
ついでなので、ノイズ対策でふれておくと、よく見かけるのがAurorasoundのBusPower-Proを使う方法です。
こちらも10,500円となかなかのお値段です。
さて、X-DDC plus+ですがUSBにさしただけでは、我が家では認識しませんでした。
ドライバーは、こちら(1.61)かこちら(2.0.03)が使えるようです。
私は、2.0.0.3の方がplus用と書いてなかったので、1.61で動かしています。
再生にはfoobar2000を使っています。foobar2000では、ASIO supportのコンポーネントをインストールする必要があります。
WASAPIとの違いはあまり感じませんでしたが、ハイレゾを聞く場合は、ASIOの方が良いように思います。
ハイレゾ音源は、ネット上で売っているのでハイレゾを聞きたい場合は、ONKYOやOTOTOY(もう少ししたらmoraで配信が始まるようです)などで購入してください。
[音の変化]
CDをリッピングしたもの44kHz、96kHzのハイレゾ、192kHzのハイレゾを聞いてみました。
CDをリッピングしたものでは、uDAC2とあまり差は感じられませんが、XDDCの方が多少クリアで、細かい音が聞こえる気がします。ちなみに、DACは同じ、DR.DAC2 TEで接続ケーブルも同じです。
44kHzと96kHzはなんとか差がわかる程度ですが、ブラインドテストだとどうかなぁという感じです。96kHzと192kHzは微妙にちがっているといえばちがっている気もするのですが、聞き分けはできませんでした。(ちなみにヘッドホンはゼンハイザーのHD650を使いました)
ただ、論理的にそれほど差がないと思ったDDCですが、
現状では、組み合わせ的にDR.DAC2 TEと組み合わせるならば、uDAC2の方が好きです(聞き慣れているというのが大きいのかも?)
A-9050と組み合わせるならば、X-DDC plus+の方が好きです。
イヤホン・ヘッドホンとスピーカーという違いも大きい気もします。A-9050には同軸、光デジタルどちらでも入力できるのですが、光で接続しています。
このため、光と同軸の差が出ているのかもしれません。
[まとめ]
DDCは、DACとの組み合わせによって評価がかなり割れそうなので
この製品ならばっちりとはいえません。
ハイレゾを聞きたいということで導入しましたが、CDのリッピングを聞く、または96kHzまででよいというのであればuDAC2などでも良いように思います。
uDAC2は出力が同軸デジタルのみなので、光にこだわるならばX-DDC plus+はなかなかよいと思います。
X-DDC plus+は使っていても筐体が熱くならず、よい感じです。
最終的な評価は、もう少し(100時間くらいは)ならしてから考えたいと思います。
今のところ、気分的にあまり失敗したという気はしていません。
[おまけ:接続方法]
PCのUSBからXDDCに接続します。XDDC側はUSB B端子となります。
XDDCから光デジタル入力、または、同軸デジタル入力のあるDAC、アンプ、ヘッドホンアンプに接続します。
————
注意!
X-DDC plus+とPCだけでは音は鳴りません。
つまり、光デジタル、同軸デジタル入力のある機器(DAC)をお持ちでない場合は、X-DDC plus+は役に立ちません。
————
次に、PCにこちら(1.61)のサイトからドライバーをダウンロードし、インストールします。(もう一つの方でもよいと思いますが、自信がないので)
PCを再起動します。
ハイレゾを聞かないのであれば、iTunesなどで音楽を楽しんでください。
ハイレゾを聞く場合は、ハイレゾに対応した再生ソフトを使います。(DACが192kHzまで対応している必要があります)
foobar2000がおすすめです。フリーソフトです。
XDDCは、ASIOに対応しているので、ASIOのコンポーネントをダウンロードしてfoobar2000にインストールします。
foobar2000の設定は、foobar2000で検索してください。(すいません、手抜きです)
foobar2000の出力outputでASIO : JAVS XMOS ASIO Driverを選択します。
バッファーは小さい方が良くなるはずですが、PCのスペックとの関わりがあるので、問題なく動く範囲で小さくします。
あとは、音楽を再生して楽しんでください。
[最後に]
現状を考えると新たにDAC、X-DDC plus+をそろえようと考えている方には、おすすめできません。
理由は、DACにあります。DACの高いものはDSDに対応してきており、DSDも聞けることを考えるとX-DDC plus+レベルのDDCは不要なのではないかと思うためです。(DAC側で対策が十分にされている、余計な配線をすることの方がノイズが増えそうなどの理由から)
とはいうものの、すでに192kHzまで対応したDACをお持ちの場合、X-DDC plus+は動作も安定しておりちょっとした気分転換に良いのではないかと思います。
値段と将来性を考えて私はやめましたが、KORGのDS-DAC-10をDDCにしようかという案もありました。
DS-DAC-10は、同軸デジタルで192kHzまで出力できます。(DSDはデジタル出力できません)
私は、DSDファイルをほとんどもっていないので、ちょっともったいないかなぁということで今回は見送りました。
ポータブルもハイレゾになってきており、2014年はハイレゾへシフトするのでしょうか?色々楽しみです。
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