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IZOのポータブルアンプ M1

  • 2013-10-30 (水) 22:33
  • music

IZOのポータブルアンプM1を買いました。

Made in Japanという響きが魅力的です。

【インプレッション】

ポータブルアンプとはいうものの、据え置き用途を想定したUSB DACということで、電源は外付けになっています。

実質的にポータブルアンプとして使うというよりも、モバイルPCのお供という感じです。

電源は外付けですが、PCと接続する場合、USB接続のみで起動します。

難点をいえば、USB端子がminiBタイプということです。

据え置きDACのかわりとして使用する場合、ACアダプターを利用することもできます。

PCとの接続は、ASIOで行うため専用ドライバーのインストールが必要となります。

携帯プレーヤーやスマートフォンとつなぐ場合は、アナログ接続となります。

(タブレットのUSB出力は実験していないのでうまくいくかどうかわかりません、専用ドライバーということなので難しいかなと思います…確証はないです)

 

オペアンプが交換されたものが市販されていますが、ソケット式になっているそうなので(開けていないので情報のみ)オペアンプの交換が可能となっています。

5V以下で動作するものであればOKということですので、MUSES01は動きません。

 

Rev.2となって、オペアンプがLT1364からMUSES8920に変更されたそうです。

MUSES8920が市販で480円(秋月)、LT1364が777円(Bispa)です。コストダウンというよりは、LT1364が手に入りにくくなったのかもしれません。

(私のは、中古で購入したため、たぶんLT1364だと思います。)

 

DR.DAC2TEから外したMUSES8920があるので交換してみようかと思ったのですが、

IZOフォーラムのページを読むと次のように書かれています。

—–

(分解) ※トラブル時の責任についてはお約束ですね b(^_^)

・izmo M1の基盤はフロントパネルに付いています。フロントの「六角穴つきネジ(2mm)」3本を外すと基盤を引き抜くことが出来ます。しかしまず始めに背面パネルから見て右側の足ゴムを外して、シャーシアース用の小さなネジを外すと基盤を傷付けずに済むでしょう。私のM1はプレゼントのsample品だったせいか、工作精度に問題があり歪みがありました。取り外しが渋い場合は、先に背面パネルも外した方が無難です。

・基盤が2階建てになっているので、上下の結合部(前後、2箇所)をバランスよく緩めながら上部のデジタル基盤を上に引き抜きます。基盤中央よりヘッドフォンジャック寄りのDIPソケットにLT1364が付いています。

・組み立て時の注意点ですが、ネジ受け側のシャーシはアルミですので、金属ゴミが噛むとねじ山が壊れます。ネジをブラシでこすったり、エアーで吹くなどし、慎重な組み立てをした方が良いと思います。

・なお、シャーシに電流は流していないようで、シャーシを外した状態で正常に動作します。オペアンプのテストは裸状態でOKです。

—–

ということで、足ゴムを外さないといけないようなのです。面倒…。

組み立てるとき注意しないとねじ穴がつぶれるそうです。面倒…。

面倒だなと思っていたら、zionoteがアップグレードサービス(1万円)を実施しているようです。

アップグレードと書かれているものの、オペアンプ交換サービスです。ただし、オペアンプは指定で、LME49990(2個、シングルのため)+2個を積むための基盤と半田付けということのようです。

LME49990は、1個735円(Bispa)なので基盤等とあわせて2,000円から3,000円といった感じでしょうか。

手間考えると、ちょっと割高だけれど音を変えてみたくなったらありかなと思います。(レビューを書くとイヤホンがもらえるらしいです、今もやっているのかは不明)

 

LME49990は、ネットで調べると解像度がかなり高いということで低音が出にくいみたいです。

音の分離を優先するならばありかなと思うのですが、問題点はオペアンプが2個となり電力消費量が増すという点です。

LT1364、+3V~36V

LME49990、+4.5V~18V

懸念としてUSB接続のみで使うならば、LT1364の方がいい音がしそう…(ちなみにMUSES8920は、±3.5V~±16V)

 

【外付け電源との比較】

Firestone Audio Fireye DA用に秋月電子で買った5V、1Aのアダプターがあったので試しに接続してみました。

音量が大きくなります。(アダプターあり9時ぐらい、アダプターなし10時くらいが同じ音量)

音質は、わずかにアダプターありの方が厚みがあるようにも思いますが、大幅な変化はありません。オペアンプによって効果がだいぶ違うらしいです。

持ち運びの利便性と音質を天秤にかけると私は、アダプターはもっていかないという選択になりそうです。

【ポータブルアンプとしての利用】

USBまたは外部電源と接続されていないと起動しません。

たとえばiPodやWalkmanとつなぐ場合、USB電源またはPCと接続する必要があります。

ポータブル用途なのでPCと接続するという発想はないと思います。

(スマートフォン、タブレットなどとUSB出力で接続した場合電力が供給されるのかどうかは実験していないためわかりません。)

USB電源<ポータブル電源<ACアダプターの順で音がよくなります。

iPodからデジタル出力でM1にアナログ入力でつないだ結果、イヤホンではiPod直さしとほとんど差を感じませんでした。(B&W C5を使いました)

Walkmanからデジタル出力でM1にアナログ入力でつないだ結果、電源による差(USB、ACアダプター)が明らかなほど音の違いがわかりました。(ATOMIC FLOYD HiDefJax AcousticSteelを使いました)

2つしか試していないので結論というのも微妙な感じですが、組み合わせによって差が感じられたり感じられなかったりするようです。

【音質】

すっきり、解像度もほどほどに高く、1万円台のアンプと比較するとその良さは明らかですが、3万円あたりの据え置きのものと比較すると同等かなと思います。

ボーカルは多少堅さを残しつつ、聞きやすく仕上がっています。このため、艶ややわらかさはあまりありません。

解像度も高すぎないため、聞きやすくのびがほしい、低音の厚みがほしい、こうしたバランスをとるとここに落ち着くのかなと思いました。

一芸に秀でていないため、派手さ、目立つところがありません。

電源によって、低音のしまりが変化し、しまりが出るとスピード感がでます。

圧縮音源でもほどよく聞かせてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

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