- 2014-02-09 (日) 22:09
- music
Walkman NW-F885を買いました。
メモリータイプのWalkmanは、NW-A856NW-,A866と購入してきて、3台目となります。
iPod touchの対抗商品となっています。
OSがAndroid4.1が搭載されています。iPod touchとの大きな違いとして感じたのは次の4点です。
音質:Walkmanの方が圧倒的によい。ただし、イコライザーをつかったりアプリで調整する場合はあまり差は感じられないかも。
Bluetoothデザリング:iPod touchで使えるBluetoothデザリングがWalkmanでは使えません。音楽専用なので必要ないといえば必要ないのですが、たまにちょっと残念な感じです。
電池のもち:Walkmanの方が悪いです。電源をオフにしておかないとみるみるうちに電池がなくなっていく感じです。これまでのWalkmanでは感じられなかったほど急激に電池がなくなります。
WiFiが自動でオフになってくれないようである:iPod touchでは自動でオフになるみたいですが、Walimanはオフになっていないようです。電池のもちに影響している感じです。(これについては、確証はありません、表示上の問題だけかもしれません)
F880シリーズからハイレゾ対応ということで、192kHz、24bitまで対応となり、ネット配信も始まりました。
ただ、DSDには対応していないのが残念です。
(2014/4/17のアップデートでDSD2.8まで対応しました。)
感想として音質は、A850シリーズが高音よりでキラキラした音がするのに対し、A860は低音を増やした結果もっさりとした音になっています。F880シリーズはA850ほどのキラキラさはないものの、A860で感じたメリハリのなさや見通しの悪さが解消され、そこそこ不満がない仕上がりとなっています。
私としては、A850の音が一番好きですが、A850は一番ホワイトノイズが多いように感じるため人によっては、F880の方がよいかもしれません。
重さについても、A850が一番軽く、F880に至ってはスマホのやや軽い版という程度で持ち運びという点において「ちょっとね」という感じです。(スマホをもっている人でもう一台持ち歩くかといわれると微妙かも…)
音質について、ハイレゾと圧縮音源を通常のイヤホンで聞き分けることはほぼ不可能です。
いろいろ使ってみた結果、westone3であれば明らかに差が感じられますが、1万円から2万円程度のそこそこよいイヤホンでもほとんど差が感じれません。
高性能なヘッドホンを駆動するには、パワー不足で、ポータブル用のヘッドホンでもやはり差が感じられるほどの違いはわかりません。
ということで、安いといっては申し訳ないのですが、かなり高価なイヤホンを用いないとハイレゾの恩恵は感じられないというのが私の結論です。
また、ハイレゾ音源も96kHzまでは大きな差が感じられませんでした。ニュアンスが違うといえば違う気がするのですが、イコライザーの範疇で収まってしまうように思います。
今回は、試しに買ってみようということで16GBのWalkmanしたため、ハイレゾをいれるとあっという間にメモリーが満杯になってしまいました。
ハイレゾはダウンロードにも時間がかかる上、転送にもファイルサイズの大きさからそれなりに時間がかかります。手間をかけずに入れ替えというわけにもいかず、使い勝手がわるいといわざるをえません。
ちなみに192kHzのファイル1曲で約600MBです。
このほかにメリットとして、
PS3でテレビ番組を録画している人は、手がるに持ち運べてよろしいのではないかと思います。
アプリをがんがん使うという用途には電池のもちを考えると向きません。
音質はA866よりはるかによいです。一世代前のFシリーズをもっていないのでわからないのですが、一世代前と比較してもかなりよいらしいです。
いろいろけなしているようにしか読めませんが、今のところA866を持ち歩くのをやめてF885をもって歩いているので、それなりに気に入っているのだと思います。
追記:DSDへの対応
DSDの2.8MHzに対応しました。DSDファイルはファイルサイズが大きくなります。
電池消費も大きくなると思われます。
私のWalkmanは、16MBなのでハイレゾをいれるとかなり厳しいです。
Suaraの夢想歌を24bit96kHz(135MB)とDSD2.8(165MB)で比較してみました。
KlipschのX10とBowers&WilkinsのC5を使ってみました。
X10
96kHzの方が音量が大きいです。(録音か変換の問題でしょうか?)結果としてボーカルが近くに聞こえます。
DSD2.8の方がクリアです。
音場は、DSDの方が広く感じます。
音量を同じになるように調整して、どちらがどちらかといわれるとわからないかも…苦笑。
C5
96kHzの方が音量が大きいです。(2~3プッシュ分くらい違う感じ)
DSD2.8の方がクリアでボーカルに透明感がでます。
音場は、DSDの方が左右前に広がる感じがし、96kHzは上下広がる感じがします。全体としてDSDの方が広く感じます。
これは一度聞いてから比較すれば、どちらがどちらかわかります。
ただ、劇的に違うかといわれると、普通の人はどちらもいい音といって終わりそうです。
ここまでやると、お手頃価格イヤホンだとどうなるんだろう?と思ったので聞き比べてみました。
ZEROAUDIOのZH-DX210-CB(D型、カーボンハウジング、低音よりのイヤホン)
(低音型でやるなよという声が聞こえる気もするのですが、お手頃イヤホンは低音強調型なのでいいかなと…)
やはりDSDの方が、音量がとりにくい(音が小さい)。
音場はどちらも左右に広がります。DSDの方が一回りくらい広い。
DSDの方が音のまとまりが良いともいえるし、丸い(エッジがたっていない)という感じがします。
人によっては、96kHzの方が好きかも…と思ってしまいます。
Walkmanでは圧倒的な差が感じられません。
圧縮音源とハイレゾでは違いははっきりしますが、圧縮音源だけを聞く場合、A866の方が好ましいことが多々あるので各音源に合わせた設計がされているかというのがひとつ大きなポイントになるように思います。
Walkmanは当初、DSDに対応ではなかったため、やや無理矢理なのかもしれません。
また、DSDは、5.6でないと圧倒的な差が感じられないともきくので、Walkmanはがんばっている方なのかもしれません。
ハイレゾ対応DAPは高価なので、この価格でDSDも聞けてというのはお得感が高いです。
ただ、ハイレゾを聞くならばこの価格帯で64GB以上にしてもらわないと実用的ではないです。
ということで、たぶんほとんどのWalkmanユーザは試しに使ってみるものの、容量の壁から圧縮音源になってしまうという気がします。
Sonyもそのあたりは重々わかっているものの、技術力みせてみたという感じかなと思います。
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