AKGのヘッドホン（N60NC）

AKGのヘッドホン（N60NC）を買いました。

K490NCを3年ほど使ったので、買い換えです。

K490NCは、まだ使えるのですが、使用する汽車（電車ではなくて）の中で

ノイズキャンセリングがたまにうまく作動しない時があってノイズキャンセリングではなく、「バフッ」というノイズを発するため

なんとかならないかなと思っていました。

（N60NCで検証した結果、改善しました。うまくノイズキャンセルが働いているようです（2017.1追記））

 

N60NCがでて、だいぶたつのですが、K490NCをセールで12,000円で購入したためN60NCの割高感からなかなか買う気になれず、

KからNに変わったのもちょっと気になって敬遠していたのですが…。

 

【K490NCとN60NCの違い】

(1) 重さ

K490NCは、公称で150g（自分で計ってみたところケーブルなしで152g）、N60NCも公称で150g（自分で計ってみたところ167g）。

個体差かもしれませんが、N60NCの方が重いです。

(2)ヘッドバンドの長さと計上

K490NCよりもN60NCの方がヘッドバンドが長いため、これまでぎりぎりだった長さに多少余裕ができました。

また、K490NCは頭にあたる部分のみ革なのですが、N60NCはバンド全体に革が巻き付けられています。

個人的には、K490NCの方が作りが良いように思います。（個人差があると思います）

(3)ケーブル

K490NCは、ストレートのイヤホンジャック、交換式（2.5mmと3.5mm）で4極（ヘッドホン側）、3極（DAP側）となっています。

N60NCは、L字のイヤホンジャック、交換式（2.5mmと3.5mm）でマイク付1ボタンリモコンのため4極、4極となっています。

(4)再生周波数帯

これはあまり気にしなくて良いような気がしますが、

K490NCが20～20,000Hzに対して、N60NCが10～22,000Hzとなっています。

(5)感度

K490NCが、102dB/mW、N60NCが、117dB/mWとなっておりN60NCの方が音量が小さくなります。

(6)バッテリー

どちらもリチウムイオン電池とのことですが、K490NCの方が長持ちするような記述となっておりますが、1日つかって電源がきれるということはなさそうです。

また、電源がきれてもどちらの機種も普通のヘッドホンとして使えるため問題はさほどないと思います。

(7)ノイズキャンセルのきき

状況と消したい音によって感想が異なりそうです。

エアコンの音とキーボードのタッチ音、人の話し声で比較した感じでは

K490NCの方が良く効いているような気がしますが、装着感のちがいもあるのでなんともいえないところです。

 

【ファーストインプレッション】

中古で購入したため、どの程度鳴らされているかわかりませんが、

K490NCにくらべてノイズキャンセルによる圧迫感が少ないです。

また、低音がK490NCの方が多く、多少こもった感じがします。ただ、ボーカルの近さはK490NCの方が近いです。

どちらが綺麗な音かといえば、N60NCになりますが外で使うと低音不足になるかもしれません。

好みの問題と利便性の問題があるのですが、N60NCのケーブルがちょっと微妙。

K490NCのケーブルを使った方が、好きです。

ただ、プラグがストレートなのが邪魔になる場合もあると思います。

マイクとコントローラーに対する偏見なのかもしれませんが、気に入らないのでケーブルを変えることにしました。

 

【AKG　C120でリケーブル】

昔は、2.5mmというプラグのリケーブルが見つからなかったのですが、

onsoとAKGから販売されていました。

onsoは線材と皮膜が異なる3種類、AKGは1種類です（プラグ形状が3.5mm-3.5mmのものがでているので間違えないようにしてください）

皮膜の色の好みで、AKGにしました。（ヘッドホンが高いとかいいつつ、ケーブルにこの値段…）

線材は、銅線の6N-OFC導体となります。

プラグは2.5mmの3極と3.5mmの3極となります。（バランスケーブルではないので注意）

皮膜は、布巻のアイスブルーグレーといった感じです。K490NCのものよりも多少太く、弾力がありますが取り回しに困るほどの弾力ではありません。

K490NCのケーブルと音に違いが感じられるのですが、外で使うとよくわからないかもしれない（静かなところだとわかる）。

K490NCにつけてもそれなりに変化がわかります。

劇的に変わるかといわれれば、リケーブルして聞き慣れている人にしてみれば違いがわかるので劇的というでしょうし、聞き慣れていない人にしてみれば大差ないとなると思います。

個人的な感想でいうと、ニュアンスが変わるところまではいかないけれども、ちょっと丁寧になるといった感じです。

私の場合、基本見た目なので、ケーブルの色と質感が良いので気持ちよく聞けています。