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SONYのイヤホン(XBA-N3)

  • 2017-05-28 (日) 22:37
  • music

SONY(ソニー)のイヤホンXBA-N3を買いました。

ソニーのイヤホンについて色々思い出話と、前の前のXBA-H3と比較してみたいと思います。

【ソニーのイヤホンの変遷】

ソニーのXBAシリーズの個人的なイメージは、元気、低音が多いという感じで、どちらかというとEXシリーズの方が静かな部屋で聞くときは好きなのですが、外で聞くならば低音が多いXBAシリーズの方が良いかなと思ったりもします。

現在XBAシリーズには、ハイブリッドドライバー(BA型+D型)、BA型、D型のものの3種類があります。

ハイブリッドドライバーは、XBA-Hシリーズ(前の前のシリーズ、製造終了)、XBA-Aシリーズ(前シリーズ)、XBA-Nシリーズ(2017年現在)となっています。

BA型(バランスドアーマチュア)は、ずっとD型(ダイナミック型)にこだわっていたソニーが2008年から開発を開始し、XBA-1から4(番号は、ドライバー数の違い)を発売したのが2011年でした。

当時、BA型のXBA-3に非常に期待して購入したのですが、高音が暴れる…色々試聴したりしてみると暴れない製品もあるのですが概ね暴れる…

その後、BA型はXBA-10から40シリーズにアップグレードされ、2013年、ハイブリッド型としてXBA-Hシリーズが登場します。

3、4の番号がふられているこれらのシリーズは、でかい、耳の外に出っ張る、この結果、フィット感がもう一息、見た目がちょっと…という感じでした。

Hシリーズに搭載されたユニットの構成は、フルレンジBA1機+D型、フルレンジBA1機+スーパーツイーターBA1機+D型というものですが、H1が9mmのD型ドライバー、H2が13.5mmのD型(液晶ポリマー)、H3が16mmのD型(液晶ポリマー)ということで、当時ソニーのイヤホンの最高峰といわれたMDR-EX1000の技術をH3には組み合わせたと期待させるものでした。

この路線は、XBA-Aシリーズに引き継がれましたが、XBA-N3ではBAドライバーを1機+9mmのD型(液晶ポリマー)となりました。

 

XBA-N3XBA-H3の比較】

XBA-N3をまだ5時間ほどしか鳴らしていないので、感想が変わる可能性があります。

高音は、XBA-H3の方が綺麗に伸びます。

低音は、XBA-N3の方が多いです。

ボーカルは、XBA-N3の方が近いです。

音量は、XBA-N3の方がとりやすいです。

ライブ音源などの臨場感は、XBA-H3の方が良いように思います。

ケーブルは、XBA-H3が赤黒の細めのきしめん型、XBA-N3は黒っぽい茶?の細めのケーブルで絡みにくい加工がされているものの、いずれも多少タッチノイズが気になります(クリップ使えば問題ありません)。

ケーブルはいずれも交換式可能なもので、MMCX端子のようです。

遮音性は、耳へのフィットがちがうので比較が難しいところですが、音楽を流してしまえばあまり変わらないと思います。

(悪いとは感じないのですが、地下鉄では厳しい感じです。)

XBA-N3のファーストインプレッション】

ハウジングがコンパクトになり、非常に使いやすくなりました。XBAシリーズで、個人的に一番使いやすく気に入っていたのがXBA-20よりも取り回しがよい気がします。

最初から綺麗に聞こえますが、しばらく鳴らすと低音が暴れます。(しばらくすると収まりますが…)

高音は、ソニー特有のシャリつきがなく丸く聞きやすいです。

ただ、XBAシリーズということもあって低音の圧力がかなりあり、音の解像度も高めのため聞き疲れするかもしれません。

ステム(ノズル部分)とハウジングが小さく、耳の穴の奥まで挿入することができます。このため、フィットさせる位置やイヤチップのサイズ、種類によって低音をさらに増やせそうです。

ソニーなのでWalkmanとあわせてチェックするべきだったかもしれませんが、最近、PlenueDを使っているためPlenueDでXBA-H3と聞き比べると、XBA-H3の方が音の荒さが明確にわかり組み合わせ(バランス)が悪い気がしましたが、XBA-N3の方はさほど気にならなかったためこの価格帯のDAPでも大丈夫そうです。

普段使いで、ちょっとリッチに気軽に聞く用途に向いていると思います。

高音の派手さが欲しい、ボーカルをつややかに聞きたいという目的にはあわないと思います。

液晶ポリマー好きという理由で、XBA-N3を選択しましたが普段使いと割り切るならば、XBA-N1の方が良いのかもしれない気もします。(実売で1万ほど違うので)

ただ、ハウジングは、XBA-N3の方がぴかぴかで持っていて嬉しくなります。

コンフォートイヤピースを使うかどうか、MサイズのイヤチップをLサイズにしようか悩ましいところです(フィット感は良くなると思うのですが、低音が増えてしまうので…)

100時間くらい鳴らすと違う感想となりそうです。

【50時間くらい使ってみて】

ほぼ落ち着いた感じがするので感想を。

軽いということとある程度耳の中まで指すことができるため、遮音性は電車なら問題がないかな、地下鉄でも何とかいけないこともない感じです。

ケーブルのタッチノイズも、音楽を鳴らしてしまえば全く問題ありません。

音場は、一定の広さが確保されていて窮屈な感じもありません。

全体的にさっぱりとした音で、きらびやかさやずどーんといった低音の特徴は感じられず、音に色づけがあるのが気になる方は安心して聞けると思います。

音量もとりやすい(鳴らしやすい)方で、DAPの出力も気にする必要はないと思います。

音の解像感も悪くはありませんが、細かい音まで聞こえて聞き疲れするというほどでもありません。(低価格帯のイヤホンと比べれば段違いに細かい音が聞こえると思います)

 

DUNUのDN-1000との比較

XBA-N3の方が音場は広いです。

XBA-N3よりDN-1000の方が低音がでます。また、DN-1000の方が明るい音となります。

解像度もDN-1000の方が高いように思いますが、これは聴く曲によって異なる気もします。

価格とフィット感、音場が最終的に比べられることになると思いますが、DN-1000は音は良いのだけれどフィット感がとか、多少音場が窮屈という不満が出やすいです。

XBA-N3の方は、まず価格で悩ましい製品です。もう5,000円、できれば1万円やすければ文句がないのだけれど…といった感じです。

(これはSONYが値下がりするせいでもありますが…)

価格が安くなったとしても、印象に残る音ではないので飽きてしまうと使わないという人もかなりでそうな気もしますが、低音の量が外で使うのに十分でているので軽さやフィット感の良さから普段使いには非常に良いと思います。

(いつもカバンにいれるとすると、付属するケースだとちょっと大きいかなという気がします、ハウジングが傷つかなくて安心できるケースなのですがもう少し小さくても…)

 

万人に無難に勧められる機種だと思いますが、SONYらしさがないかなというのが感想です。

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